【一人 vimrc Advent Calendar 2017】set nocompatible とは【2日目】

一人 vimrc Advent Calendar 2017 2日目の記事になります。
今回は vimrc の設定でよくみかける(気がする) set nocompatible について簡単に解説します。

set nocompatible とは

set nocompatible とは 'compatible' オプションを無効にするため設定です。
では 'compatible' オプションとは何なのかというと『Vim をなるべく Vi互換にする』ためのオプションになります。
つまり 'compatible' オプションが有効な場合は、『Vim が Vi互換となっている』為、『Vim の便利な機能』が使えません。
なので VimVim らしく使うためには 'compatible' オプションを無効にするために set nocompatible をする必要があります。

set nocompatible は vimrc に記述する必要がある?

さて、この 'compatible' オプションはは既定では有効になっています。
ただし、以下の場合に限り 'compatible' オプションは無効になります。

  • Vim の起動時に 'vimrc' を読み込む
  • Vim の起動時に 'gvimrc' を読み込む

つまり
vimrc を読み込んだ時にはすでに 'compatible' オプショは無効になっている』
ので
vimrcset nocompatible しても意味はない』
と、言うことになります。
まあなので vimrcset nocompatible する必要はありませんね。

ちなみに Vim のオプションは『no + オプション名』とすることでそのオプションが無効になります。