【一人 vimrc advent calendar 2017】gvimrc について【23日目】

一人 vimrc advent calendar 2017 23日目の記事になります。
そういえば、gvimrc について書いてなかったので簡単に書いてみようかと。

GUIVim

GUI 版の Vim を起動するには環境にもよりますが gvim コマンドを使って起動させる事が出来ます。
これにより端末上ではなくて GUI アプリとして Vim を起動させることが出来ます。
gvimrc ファイルは vimrc ファイルと同じように起動時に読み込まれる設定ファイルですが、GUI 版の Vim を起動した時に『vimrc の後』に読み込まれます。
読み込まれる gvimrc ファイルは基本的に vimrc ファイルと同じですが、起動オプション -U {gvimrc}$MYGVIMRC で指定することが出来ます。

ユーザーの個人的なGUI初期化ファイルを置くのに推奨される場所:
    Unix            $HOME/.gvimrc、$HOME/.vim/gvimrc
    OS/2            $HOME/.gvimrc、$HOME/vimfiles/gvimrc、$VIM/.gvimrc
    MS-DOSとWin32   $HOME/_gvimrc、$HOME/vimfiles/gvimrc、$VIM/_gvimrc
    Amiga           s:.gvimrc、home:.gvimrc、home:vimfiles:gvimrc、
                    $VIM/.gvimrc

gvimrc で設定するべきオプション

当たり前ですが基本的には GUIVim でのみ有効にしたい設定を記述します。
また、GUI 版だけで意味のあるオプションもあるので、GUI 版の Vim を使う場合は調べてみるとよいと思います。

オプション 内容
'guicursor' カーソルの外観を指定
'guifont' GUI フォントの設定
'guipty' shell で pseudo-tty を使用するかどうかの設定
'guioptions' メニューやスクロールバーなど GUI 固有の設定

ちなみにこれらのオプションは vimrc で設定しておいても問題ないです(GUI 版でのみ有効になる。

まとめ

  • gvimrcGUI 版で読み込まれる設定ファイル
  • vimrc のあとに gvimrc が読み込まれる
  • gvimrc 固有の設定もある


端末上ではなくて GUI 版で Vim を使ってみたい方は試してみるとよいと思います。