Linux 上で Unity を使って遊んでみた

Unity と言えば動作環境が Windows/Mac で『興味あるけど Ubuntu で使えないしなー』と思ってたんですが、一応 Linux 版も開発されているらしく、それが問題なく使えると聞いたので試してみました。

ダウンロード/インストール

Unity は以下のページからダウンロードすることが出来ます。

一番下にあるのが最新版になのでダウンロードするときは注意してください(わたしは最初に一番上にあるパッケージをインストールして動作しなくて死にました。
記事を書いた時点では 2017.2.0b6 が最新版になります。
こちらから .deb のパッケージをダウンロードすることが出来ます。
パッケージファイルは 2.8GB と結構大きいので注意してください。
インストール自体は特に問題なく出来ると思います。
また、Unity を使用する際には Unity のサイトでアカウント登録しておく必要があるので、ダウンロードしてある間にでも登録しておくとよいと思います。
その他必要なツールとかは Windows/Mac とかと一緒…だと思う…。
とりあえず、以下に書いてあるチュートリアルは問題なく動作しました。

チュートリアル

公式のチュートリアルは動画ベースでわかりづらかったのでこちらを参考にしながら試してみました。
かなり丁寧に書かれているのでわかりやすく Unity について学ぶことが出来ました。

所感

と、いうことでチュートリアルをやっただけですがなんとなーく Unity の概念みたいなのはわかったような気がしました。
率直な意見としてはイメージ通り…っていうか当然ですが
『プログラミングでゲームをつくってる』
というよりは
『グラフィックツールをいじってる』
って感じが強かったですね。
『パーツを組み合わせてゲームをつくってる』っていう意味では面白かったんですが、ツールとしての使い方や構成なんかはプログラミングとはまた違った学習になるので大変そうです。
特にオブジェクト間のひも付けなどの仕組みは表面上に出てこないので概念を学ぶのは難しそうですね…。
以下、ざっくりとした感想。

  • オブジェクト間のひも付けが簡単
  • 思ったよりも直感的に操作することが出来た
  • C# が思ったよりも苦痛ではない
  • (レイアウトの問題もあるだろうけど)ツール自体のウィンドウが横に長くなるのがつらい
  • 少しでも意図しない動作が発生しただけで何をすればいいのかがわからなくなる
  • Unity 上ではエラーが出力されているけど何故か動作する
  • 基本的にマウス操作ばっかりなのでつらい
  • 3Dオブジェクトの配置とか Transfrom とか数値をいじってるのがつらい
  • コードを書きたくなってくる
  • でもやっぱり動作したら楽しい

と、いう感じでさくっと…というわけには行きませんが手軽に 3D ゲームを作りたい場合はかなり便利な装置って感じですね。
『ゲームをつくる』っていう目的に特化するのであればプログラミングを覚えるよりかはこういうツールで作るほうが効率的だと思いました。
まあ個人的には『ひたすら汎用的なコンポーネントをつくりたい』っていう欲求が高まってきましたが。
せっかくなのでもう少しいろいろとゲーム作って遊んでみたいなー。
ところで Web 系ってフレームワークは多いですが、こういう『統合開発環境エンジン』みたいな方向で進化したりしないんですかね。