2021/01/14 今週の気になった bugs.ruby のチケット
内容は適当です。
今週と言っても今週みかけたチケットなだけでチケット自体は昔からあるやつもあります。
あくまでも『わたしが気になったチケット』で全ての bugs.ruby のチケットを載せているわけではありません。
[Feature #17485] Keyword argument for timezone in Time.new
Time.new
でタイムゾーンを指定する場合、以下のように時間をすべて指定する必要がある
# OK Time.new(2021, 1, 1, 0, 0, 0, "+09:00") #=> ok: 2021-01-01 00:00:00 +0900 # これは意図するタイムゾーンを設定できない Time.new(2021, 1, 1, "+09:00") #=> bad: 2021-01-01 09:00:00 +0900 Time.new(2021, 1, "+09:00") #=> bad: 2021-01-09 00:00:00 +0900 Time.new(2021, "+09:00") #=> ArgumentError (mon out of range)
- キーワード引数
in
でタイムゾーンを設定できるようにするチケット
Time.new(2021, 1, 1, in: "+09:00") #=> ok: 2021-01-01 00:00:00 +0900 Time.new(2021, in: "+09:00") #=> ok: 2021-01-01 00:00:00 +0900
- 便利そう
- これはすでにマージ済み
[Feature #16806] Struct#initialize accepts keyword arguments too by default
Struct
のkeyword_init:
をデフォルトで有効化させるチケット
User = Struct.new(:name, :age) # これは以前の挙動のまま homu = User.new("homu", 14) # キーワード引数を渡すと keyword_init: true と同じように初期化される homu = User.new(name: "homu", age: 14)
- ただし、以下のようなケースで互換性が壊れるかもしれない
User = Struct.new(:name, :age) # 現状だと name に Hash オブジェクトが入ってしまうので既存の挙動と変わってしまう p User.new(name: "homu", age: 14) # => #<struct User name={:name=>"homu", :age=>14}, age=nil>
- この変更は 3.1 で警告を出すようにして 3.2 で対応される予定になる
[Bug #17519] set_visibility fails when a prepended module and a refinement both exist
- 以下のように
refine
後のメソッドを特異クラスを経由してprivate
化しようとするとエラーになるというバグ報告
module Nothing; end class X # prepend しなかったらエラーにはならない prepend Nothing def hoge end end # これは OK X.new.singleton_class.class_eval { private :hoge } module NeverUsed refine X do def hoge(*keys) end end end # `private': undefined method `hoge' for class `#<Class:#<X:0x0000558fa95b7d70>>' (NameError) # Refinements で拡張したあとに呼ぶとエラーになる X.new.singleton_class.class_eval { private :hoge }
- なにもわからない…
- これは Ruby 2.5, 2.6, 2.7 でも再現していた
[Bug #17533] Named capture is not assigned to the same variable as reserved words.
- 次のように正規表現で任意の変数に結果をキャプチャすることができる
# マッチした部分を result 変数に保存する /(?<result>\d+).*/ =~ "1234hoge" pp result # => "1234"
- この時に予約語をキーワード引数として定義している時に正しく代入されていなかった
def test(nil: :ng) # nil という変数名にマッチしたテキストが代入されるのを期待する # しかし、代入されない /(?<nil>\d+).*/ =~ "1234hoge" binding.local_variable_get(:nil) # => :ng end test
- この問題はすでに修正済み
def test(nil: :ng) /(?<nil>\d+).*/ =~ "1234hoge" binding.local_variable_get(:nil) # 3.0 => :ng # 3.1 => "1234" end test
[Bug #17534] Pattern-matching is broken with find pattern
- 次のような find パターンを含んだパターンマッチでぶっ壊れるという報告
case [1, 2, 3] in y puts "branch1" in [*, x, *] puts "branch2" else puts "branch3" end # output: __END__ -- raw disasm-------- trace: 1 0000 putnil ( 2) 0001 duparray <hidden> ( 1) 0003 dup ( 2) 0004 setlocal_WC_0 4 ( 2) 0006 jump <L002> ( 2) 0008 dup ( 4) 0009 topn 2 ( 4) 0011 opt_le <calldata:<=, 1> ( 4) 0013 branchunless <L013> ( 4) 0015 topn 3 ( 4) 0017 topn 1 ( 4) 0019 opt_aref <calldata:[], 1> ( 4) 0021 setlocal_WC_0 3 ( 4) 0023 jump <L012> ( 4) <L013> [sp: 2] 0025 pop ( 4) 0026 pop ( 4) * 0027 pop ( 4) 0028 jump <L006> ( 4) <L012> [sp: 2] 0030 pop ( 4) 0031 pop ( 4) 0032 pop ( 4) 0033 pop ( 4) 0034 jump <L004> ( 4) <L006> [sp: -1] 0036 pop ( 4) <L001> [sp: -1] 0037 pop ( 7) 0038 pop ( 7) trace: 1 0039 putself ( 7) 0040 putstring "branch3" ( 7) 0042 opt_send_without_block <calldata:puts, 1> ( 7) 0044 leave ( 7) <L002> [sp: 2] 0045 pop ( 2) 0046 pop ( 2) trace: 1 0047 putself ( 3) 0048 putstring "branch1" ( 3) 0050 opt_send_without_block <calldata:puts, 1> ( 3) 0052 leave ( 7) <L004> [sp: -1] 0053 pop ( 4) 0054 pop ( 4) trace: 1 0055 putself ( 5) 0056 putstring "branch2" ( 5) 0058 opt_send_without_block <calldata:puts, 1> ( 5) 0060 leave ( 7) --------------------- /tmp/vxdawqc/180:4: warning: Find pattern is experimental, and the behavior may change in future versions of Ruby! /tmp/vxdawqc/180:4: argument stack underflow (-1) /tmp/vxdawqc/180: compile error (SyntaxError)
- こんなエラーはじめてみた…
- 結構簡単に再現しそうなので怖い
[Feature #13683] Add strict Enumerable#single
- レシーバの要素を1つだけ返す
Enumerable#single
を追加する提案 - 似たようなメソッドに
Enumerable#first
があるがちょっと意味が違うEnumerable#first
: 先頭の要素を返す。見つからなかった場合はnil
を返すEnumerable#single
: 先頭の要素を返す。ただし、要素が2個以上、または存在しない場合は例外を発生させる
- あんまり利便性がわからないけど便利なのかな…?
- ちなみに ActiveSupport にも同様の PR が投げられてます
- https://github.com/rails/rails/pull/26206
- こっちは close されている
- 現状は
#single
という名前ではなくて違う名前の方がいいんじゃないか、みたいな名前付けの議論で止まってるぽい - と、思ってたら ActiveRecord で同じような機能の
ActiveRecord::FinderMethods#sole
というメソッドが追加されました- https://github.com/rails/rails/pull/40768
- こっちは
#sole
っていう名前になったぽい。別名で#find_by_sole
もあるみたいですが
- 更に ActiveSupport で
Enumerable#sole
を追加する PR もある- https://github.com/rails/rails/pull/40914
- こっちはまだマージされていない
- ActiveSupport で
Enumerable#sole
が追加されたあとに Ruby の標準に別名で同等の機能が入った場合、混乱しそうだなあ - ちなみにパターンマッチで取得するのはどうか、というコメントもされている
- https://bugs.ruby-lang.org/issues/13683#note-32
- 個人的にはこの書き方が好き
case []; in [a]; p a; end #=> NoMatchingPatternError ([]) case [1]; in [a]; p a; end #=> 1 case [1,2]; in [a]; p a; end #=> NoMatchingPatternError ([1, 2])
使ってる Vim プラグインを紹介する:コマンドの出力結果をバッファで表示する
気が向いたら書いていくシリーズ。
capture.vim でコマンドの出力結果をバッファで表示する
capture.vim
を使うとコマンドの出力結果をバッファ上で表示することができます。
使い方は簡単で :Capture 任意のコマンド
をするだけです。
:Capture echo "hello, world"
すれば hello, world
が新しいバッファに表示され、 :Capture map
すると設定したキーマッピングの一覧が新しいバッファに出力されます。
出力されるデータ量が多い場合にバッファ上で確認したりコピペしたりすることができるので便利です。
2021/01/07 今週の気になった bugs.ruby のチケット
内容は適当です。
今週と言っても今週みかけたチケットなだけでチケット自体は昔からあるやつもあります。
あくまでも『わたしが気になったチケット』で全ての bugs.ruby のチケットを載せているわけではありません。
[Feature #17471] send_if method for improved conditional chaining
- 以下のような
#send_if
を追加する提案
class Object def send_if(method, *args, proc: nil) yield(self) ? self.send(method, *args, &proc) : self end end
- これは以下のように『条件にマッチしたときのみメソッドチェーンを行う』ような場合に利用できる
puts 'Do you want a loud Merry Christmas? (y or I take it as a no)' answer = gets.chomp # 標準入力を受け取り、入力によって呼び出す処理を切り替える # 'y' が入力されたら大文字に変換して結合する puts %w(Merry Christmas).send(:map, &->(e) { answer == 'y' ? e.upcase : e }).join(' ') # 提案されている send_if ならこんな感じで記述できる puts %w(Merry Christmas).send_if(:map, proc: :upcase) { answer == 'y' }.join(' ')
- わたしもこういうのがほしいと思っていていろいろと考えているんですが今回の
#send_if
はかなりやってることが多くて個人的にはちょっと微妙- とはいえこうなってしまう理由もわかるのでうーーーーんって感じ
条件
と条件にマッチした場合の処理
の2つのブロックをメソッドに渡したいんですが Ruby でこのあたりどう表現すべきなのかが難しい
- ちなみに個人的には以下のような
tap + break
でいいじゃん、ってなっています
# Proposal puts %w(Merry Christmas).send_if(:map, proc: :upcase ) { answer == 'y' }.join(' ') # tap + break puts %w(Merry Christmas).tap { break _1.map(&:upcase) if answer == 'y' }.join(' ')
tap + break
に慣れてないとぎょっとするんですが、これはこれで Ruby としてみるとかなり素直なコードになっているので個人的には気に入っています- また似たようなチケットとしては以下のようなチケットもあるので気になる人はこちらも見てみると良いです
[Bug #17512] ostruct super regression
- 以下のように
super
を経由してOpenStruct
を参照した場合に Ruby 3.0 だと意図しない値が返ってきているというバグ報告
require 'ostruct' class Foo < OpenStruct def foo super end end p Foo.new(foo: 123).foo # Ruby 2.7 => 123 # Ruby 3.0 => nil
- この問題は
OpenStruct 0.3.2
で修正されている - 困っている人は個別に
OpenStruct
をインストールすると改善すると思います
[Misc #16436] hash missing #last method, make it not so consistent (it has #first)
Hash#first
はあるけどHash#last
はないので一貫性がないよねーっていうチケット
homu = { id: 1, name: "homu", age: 14 } pp homu.first # => [:id, 1] # error: undefined method `last' for {:id=>1, :name=>"homu", :age=>14}:Hash (NoMethodError) pp homu.last
- これは
Hash#first
はEnumerable#first
で実装されておりEnumerable#last
がないからですEnumerable#first
があってEnumerable#last
がないのは知らなかった- まあ確かにイテレーションを考えると
#first
はあっても#last
がないのはなんとなくわかるよな…?
- ちなみに以下のように
#reverse_each
を使うと終端の要素を取得することはできます
homu = { id: 1, name: "homu", age: 14 } pp homu.reverse_each.first # => [:age, 14]
- このチケット自体には強い気持ちでの要望とかはないので、もし必要な人とかがいればコメントしてみるといいと思います
[Bug #17488] Regression in Ruby 3: Hash#key? is non-deterministic when argument uses DelegateClass
- 次のように Ruby 3.0 で
Hask#key?
にDelegateClass
を渡すと意図しない結果が返ってくるというバグ報告- Ruby 3.0 では
Hask#key?
の結果が起動毎に変わることがある
- Ruby 3.0 では
puts "Running on Ruby: #{RUBY_DESCRIPTION}" program = <<~EOS require "delegate" TypeName = DelegateClass(String) hash = { "Int" => true, "Float" => true, "String" => true, "Boolean" => true, "WidgetFilter" => true, "WidgetAggregation" => true, "WidgetEdge" => true, "WidgetSortOrder" => true, "WidgetGrouping" => true, } puts hash.key?(TypeName.new("WidgetAggregation")) EOS iterations = 20 results = iterations.times.map { `ruby -e '#{program}'`.chomp }.tally # Ruby 3.0 で実行すると false が返ってくることがある puts "Results of checking `Hash#key?` #{iterations} times: #{results.inspect}" # Ruby 2.7 => Results of checking `Hash#key?` 20 times: {"true"=>20} # Ruby 3.0 => Results of checking `Hash#key?` 20 times: {"false"=>12, "true"=>8}
- この問題は開発版ではすでに修正済みです
[Bug #17481] Keyword arguments change value after calling super without arguments in Ruby 3.0
- 次のように
super
を呼び出す前と後でキーワード引数の値が変わってしまうというバグ報告
class BaseTest def call(a:, b:, **) end end class Test < BaseTest def call(a:, b:, **options) p options # => {:c=>{}} super # super を呼び出した後で options の値が変わってしまっている… p options # => {:c=>{}, :a=>1, :b=>2} end end Test.new.call(a: 1, b: 2, c: {})
- どうして…どうして…
- この問題は
Ruby 3.0
で再現しており開発版ではすでに修正済みです
[Feature #17472] HashWithIndifferentAccess like Hash extension
ActiveSupport::HashWithIndifferentAccess
をサポートする機能を Ruby で実装する?というチケット- ちょっとチケットの意図が読み取れてないので間違ってるかもしれませんが『Ruby 本体で
ActiveSupport::HashWithIndifferentAccess
を実装する(提供する)』というわけではなくて『`ActiveSupport::HashWithIndifferentAccess
を高速化できる仕組みを Ruby 側で用意する』っていうのが趣旨なのかな? - 具体的に言うと Ruby 3.0 で追加された
Symbol#name
みたいなのを Ruby 本体でActiveSupport::HashWithIndifferentAccess
を高速化できるような機能を提供する感じなんですかね- コメント読んでる限りこのあたりちょっと認識のズレがありそう
- 最初読んだ時に『
ActiveSupport::HashWithIndifferentAccess
を Ruby で提供するのはやめてくれ〜〜〜』と思っていたんですが機能提供って意味だとかなりよさそうですね
[RP] Remove deprecated URI.escape/URI.unescape
- 長らく非推奨だった
URI.escape
/URI.unescape
が Ruby 3.0 から削除された - 今後は代替として
ERB::Util.#url_encode
やCGI.escape
などを利用していく必要がある - 参照
使ってる Vim プラグインを紹介する:行番号を指定してファイルを開く
気が向いたら書いていくシリーズ。 よく考えたらアドベントカレンダーで書けばよかったのでは…?
行番号を指定してファイルを開く file-line
このプラグインを入れると vim
コマンドでファイルを開くときに
$ vim index.html:20
のように行番号を指定して開くことができるようになります。
また vim
コマンドだけではなくて『 vim
のコマンド』でも行番号を指定して開けます。
:edit index.html:20 # 新しいタブで開く :tabnew index.html:20
エラー出力のフォーマットは ファイル名:行番号
みたいになっていることが多いので、エラー出力をそのままコピペすればエラー位置を一発で開くことができるので便利。
使ってる Vim プラグインを紹介する:カーソル下の単語をハイライトする
気が向いたら書いていくシリーズ。
t9md/vim-quickhl
カーソル下の単語をハイライトするプラグインです。
ハイライトされた単語は表示されているウィンドウすべてに反映されます。
# スペース + m でカーソル下の単語をハイライトする nmap <Space>m <Plug>(quickhl-manual-this) # 選択したテキストをハイライトする xmap <Space>m <Plug>(quickhl-manual-this) # スペース + m ですべてのハイライトを無効にする nmap <Space>M <Plug>(quickhl-manual-reset) # operator として定義しておく # mi( でカッコの中をハイライトする等 nmap m <Plug>(operator-quickhl-manual-this-motion) vmap m <Plug>(operator-quickhl-manual-this-motion)
こんな感じで変数がどこで使われているのかが視覚的にわかるようになるので便利。
M1 の MacBook で rbenv + Ruby 2.6.6 をビルドする
rbenv で Ruby 2.7 や 3.0 のビルドは問題なかったんですが 2.6 で失敗したのでその対処方法を書いておきます。
rbenv で 2.6.6 をインストールする
rbenv で 2.6.6 をインストールしようとしたらエラーになります。
$ rbenv install 2.6.6 Downloading openssl-1.1.1i.tar.gz... -> https://dqw8nmjcqpjn7.cloudfront.net/e8be6a35fe41d10603c3cc635e93289ed00bf34b79671a3a4de64fcee00d5242 Installing openssl-1.1.1i... Installed openssl-1.1.1i to /Users/anzu/.rbenv/versions/2.6.6 Downloading ruby-2.6.6.tar.bz2... -> https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.6/ruby-2.6.6.tar.bz2 Installing ruby-2.6.6... ruby-build: using readline from homebrew BUILD FAILED (macOS 11.1 using ruby-build 20201225-2-g5de6d5f) Inspect or clean up the working tree at /var/folders/j_/4snw29l52s5g_hwy5fxbvqsw0000gp/T/ruby-build.20210102215022.60171.Wp1e2j Results logged to /var/folders/j_/4snw29l52s5g_hwy5fxbvqsw0000gp/T/ruby-build.20210102215022.60171.log Last 10 log lines: compiling zlib.c compiling normalize.c compiling modify.c compiling set_len.c compiling enc_str_buf_cat.c compiling new.c linking shared-object -test-/string.bundle linking shared-object date_core.bundle linking shared-object zlib.bundle make: *** [build-ext] Error 2
実際のコンパイルエラーは以下な感じです。
compiling nofree.c linking shared-object -test-/wait_for_single_fd.bundle linking shared-object -test-/vm/at_exit.bundle compiling closure.c compiling zlib.c compiling ellipsize.c installing default libraries compiling conversions.c closure.c:264:14: error: implicit declaration of function 'ffi_prep_closure' is invalid in C99 [-Werror,-Wimplicit-function-declaration] result = ffi_prep_closure(pcl, cif, callback, (void *)self); ^ compiling normalize.c 1 error generated. make[2]: *** [closure.o] Error 1 make[2]: *** Waiting for unfinished jobs.... linking shared-object date_core.bundle compiling psych_to_ruby.c compiling escape.c compiling stringio.c compiling modify.c make[1]: *** [ext/fiddle/all] Error 2 make[1]: *** Waiting for unfinished jobs....
ffi 周りでコケてるっぽい…。
RUBY_CFLAGS=-DUSE_FFI_CLOSURE_ALLOC rbenv install 2.6.6
でインストールする
困ってたら以下の issues
を教えてもらってそこに書いてあった RUBY_CFLAGS=-DUSE_FFI_CLOSURE_ALLOC rbenv install 2.6.6
で無事にインストールすることができました。
$ RUBY_CFLAGS=-DUSE_FFI_CLOSURE_ALLOC rbenv install 2.6.6 rbenv: /Users/anzu/.rbenv/versions/2.6.6 already exists continue with installation? (y/N) y Downloading openssl-1.1.1i.tar.gz... -> https://dqw8nmjcqpjn7.cloudfront.net/e8be6a35fe41d10603c3cc635e93289ed00bf34b79671a3a4de64fcee00d5242 Installing openssl-1.1.1i... Installed openssl-1.1.1i to /Users/anzu/.rbenv/versions/2.6.6 Downloading ruby-2.6.6.tar.bz2... -> https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.6/ruby-2.6.6.tar.bz2 Installing ruby-2.6.6... ruby-build: using readline from homebrew Installed ruby-2.6.6 to /Users/anzu/.rbenv/versions/2.6.6
ありがてえありがてえ…。
M1 の MacBook Air のセットアップした
あけましておめでとうございます。
今年は年明けから年末に買っていた M1 の MacBook Air のセットアップをしていました。
この記事も M1 で書いています。
ぶっちゃけ発売前はネガティブな印象が強かった M1 だったんですが発売後はコスパがよかったりソフトウェアの対応なども進んで来ていて割と好印象だったのでつい勢いで買ってしまいました。
実際セットアップもそこまで手間取ることなく普通にアプリケーションなどもインストールできました。
今のところは目立ったトラブルがないのでよかったよかった。
と、言うことで覚書。
homebrew
ちょうど 12/30 に公式でサポートしたらしくていつもどおり公式に載ってるコマンドを実行すればインストールすることができます。
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
ただし、手元だとこれだけではパスが通らす brew
コマンドが使えなかったので .zshrc
にパスを追加してやる必要がありました。
# .zshrc typeset -U path PATH path=( /opt/homebrew/bin(N-/) /usr/local/bin(N-/) $path )
これで無事に brew
コマンドが使えるようになりました。便利。
rbenv + ruby-build
rbenv
は特に問題なく brew
でインストールできました。
また ruby-build
は brew
経由でインストールすると最新版が反映されるまでにラグがあるので git から直接 clone しました。
# rbenv をインストールする $ brew install rbenv # 一旦消す $ brew uninstall ruby-build # git からインストールする $ mkdir -p "$(rbenv root)"/plugins $ git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git "$(rbenv root)"/plugins/ruby-build
また rbenv
で Ruby 3.0 のインストールも特に問題なくできました。便利。
所感
上に書いた以外には macvim とか karabiner とか chrome とか入れたんですが今の所問題なく動いていますね。
実際の開発環境とかはこれから整える予定ですが思ったよりもスムーズにセットアップできてよかったよかった。
まだ感想をかけるほど使ってはいないんですがこれから docker とかそこら辺を試していきたいところ。
あと外観的な感想で言うと思ったよりも小さくて軽いなーっていう印象が強かったです。
まあ今まで使ってた MacBook Pro が重すぎたのかもしれませんが…。
あとベゼルが思ったよりも太い感じはしましたね。
こっちも最近のラップトップはベゼルが細いのが多いのでそれと比較して太い気がしているのかもしれませんが。
とりあえず、せっかく買ったのでもうちょいいろいろと遊んでみたいところです。